旧日本海軍の秘密兵器「伊400型潜水艦」についての動画が投稿されています。潜水空母とも言える当時としては斬新なその兵器について様々なコメントが投稿されていました。
潜水空母:日本の秘密兵器
翻訳元:https://youtu.be/gxyk84t4Q8w
動画の概要
- 1941年12月日本軍は真珠湾を攻撃し、ヨーロッパとアジアの戦争を傍観していたアメリカも第二次世界大戦に参加することになった。
- アメリカは国を挙げて兵器を大量に製造し、日本軍を圧倒し始めた。
- 山本五十六は、アメリカ本土の都市へ攻撃を行ってアメリカ国民に恐怖を与えることでアメリカ国民の反戦意識を高めようとした。
- 当然ながらアメリカ本土の警戒は堅いので、探知されない兵器が必要だった。それが伊400型潜水艦であった。
- 伊400型潜水艦は3機の攻撃機を搭載可能であり、当時世界最大の潜水艦であった。
- 1942年3月に伊400型潜水艦の開発が始まった。
- 搭載する攻撃機は翼が折りたためるものを新規開発した。
- 潜水空母にはアメリカまで無補給で行ける航続距離も必要だったので、巨大化した。
- 1943年に建造が始まったが、伊400型を作る余裕はなくなりつつあった。
- 伊400型の建造は遅れ、山本長官は伊400型が完成する前に戦死した。
- 伊400型は当初18隻建造される計画であったが、計画は5隻まで縮小された。しかし、実際に完成したのは3隻のみだった。
- 伊400型の運用開始は1945年になってからだった。
- 1945年になると日本軍はほぼ壊滅しており、少数の伊400型でアメリカ本土を攻撃するのは無意味だった。
- パナマ運河攻撃も検討されたが、戦争末期にそのようなことをする意味は薄かった。
- 結局、太平洋の岩礁に集結するアメリカ海軍を爆撃することになった。
- しかし、伊400型が現地に到着したところで終戦になった。
- 終戦の2週間後にアメリカ軍は伊400型に初めて遭遇した。
- 伊400型は攻撃機を全て海中に投棄したので、アメリカ軍は輸送艦だと思った。
- 伊400型は戦局を左右し得る独創的な存在であり、歴史を変えていたかもしれない。しかし、問題点もあった。
- 3機の攻撃機の発艦は30分を目指していたが、実際には45分を切ることは滅多になかった。
- 攻撃機は先進的な設計であったが、資材不足によって信頼性は低かった。
- 伊400型が安全な水深まで潜るのに必要な時間は、アメリカの潜水艦の2倍必要だった。
- 船体は溶接ではなくてリベットで組み立てられていたので、爆雷に対する防御力は不十分と思われた。
- 1946年にソ連軍が伊400型の引き渡しを求めたため、アメリカ軍は伊400型を沈没させて処分した。
コメントの翻訳
私はアメリカ人が潜水艦の周りを歩き回り、基本的に「何だこれは?」と言いながら歩いている映像が大好きです。
なぜだかわかりませんが、イギリスも同様のものを持っていました。潜航する前に必ず格納庫のドアが閉まっていることを確認する必要があることがわかりました。
イギリス海軍は1隻のM級潜水艦を潜水空母に改造し、HMS M2として1932年に進水しました。おそらく米国海軍のほとんどの人は、HMS M2について知らないでしょう。また、HMS M2は長さ90メートル、幅8メートル、水面排水量1,600トン(訳注:HMS M2の水中排水量は1,946トンなので、こちらを比較に使うべき)。伊400型潜水艦は長さ122メートル、幅12メートル、水中排水量6,560トンでした。アメリカ海軍が実験に使った航空機さえも発射できることに誰も驚かなかった。一番驚いたのは、当時としては巨大だったことです。
ソ連軍:「潜水艦を見てもいいですか?」 アメリカ人:「だめです」(潜水艦を爆破し続ける)
えー...アメリカには伊400型がありました(笑)もっと言えば、アメリカはソ連にアメリカの海岸線まで飛行機を忍び込ませる方法を渡すつもりはなかった。
そして誰かが潜水艦に長距離ロケットを搭載するという素晴らしいアイデアを思いつきました。驚きだ。
もし私がアメリカ人なら、ソ連に「ただのクソデカ商船潜水艦だ」と嘘をつき、冷戦が終わるまでこの潜水艦を隠し、三笠のような博物館として日本に送り返すだろう。
このコンセプトは非常に素晴らしいです。爆撃機がジェットエンジンを備えた無人ドローンに置き換えられたことを想像してみてください。潜水空母は文字通り、ほんの数分でこれらのドローンを展開し、海に消え、決して直接交戦しない可能性があります。空母のような大規模な艦隊は必要ない。なぜなら、彼らは水中に隠れて事態が悪化する前に脱出できるからである。
山本はハーバード大学で学び、駐米大使館付武官であり、米国海軍大学校に通っていたこともあり(訳注:日本の海軍大学校との混同?)、流暢な英語を話しました。彼は日本がアメリカ人に喧嘩を売ることでどれほど愚かな状況に陥っているのかを知っていて、それが愚かなことだと思っていたが、彼は言われたことをやり、指導者の不適切な決定にも関わらずそれを成功させるために最善を尽くした船乗りだった。彼が戦争を生き延びられなかったのは残念だ。彼からのインタビューや文章は魅力的だったでしょう。
8:25 「伊400型の設計には1年近くかかりました。」 するべきだったことを見る限り、驚くほど速いです!
こんなものが今まで存在していたとは知りませんでした。正直本当にかっこよかったです!
日本:巨大な潜水空母を設計。 米国:日本に小型の太陽を落とす方法を模索中 (訳注:広島と長崎に落とされた核兵器は核融合を使っていないので、「小型の太陽」は不適切と思われる)
日本が降伏したとき、作戦が中止になって乗組員は安堵感を覚えたに違いない。素晴らしい映画やドキュメンタリーができるでしょう。「ザ・ラスト・ツアー - 私は死ぬべきだ」 😂
日本:味方からも敵からも学びましょう。 ドイツ:優れたUボート潜水艦 アメリカ:優れた空母 日本:両方やりましょう。
もし戦後にミサイルや核兵器が発明されていなければ、この考えは今も存続していたであろう。考えてみると、原子力潜水艦は基本的に水中の「空母」ですが、その「航空機」がSRBM(短距離弾道ミサイル)である点は異なります。
これらのうちの1つが保存されていることを本当に願っています、本当にユニークなものです。
同じく。もし私だったら、潜水艦のうち2隻とモックアップ1隻だけを撃沈し、最後の1隻は秘密施設に保管して、その技術が洗練され、改善され、利用できるかどうかを確認し、その後、私たちはそれが安全であると判断し、博物館に寄贈したことでしょう。
それらは保存されていないと誰が言いましたか? ;) このようなものは、アメリカの将軍や軍事科学者にとってはコカインであり、何らかの形で彼らは完全なモデルを入手し、それを秘密施設に保管したのです。 もちろん、そのようなことは世間に知られるべきではありません。アメリカはたくさんの策略を隠し持っており、何百もの戦争用の秘密兵器を持っているのです。
アメリカ人はソ連がこれらの潜水艦を手に入れるのを防ぐためにこれらの潜水艦を沈めたのだと思います。
ドイツと日本の創作物の多くが魅力的である(効率的でも実用的でもないかもしれないが、人間にとっては印象的であり、開発と発見において確かに大きな飛躍をもたらした)のに、それが同盟国側ではあまり見られないのはおかしなことではないでしょうか。アラン・チューリングが思い浮かびますが、それだけです。
何を言ってるんだ? レーダー ENIAC(第一世代コンピュータ) 合成ゴム 近接信管(マジックヒューズ) 輸血、植皮、抗菌治療 ベイリー橋 ジープ 他にもたくさんあります。ここに全てをリストすることはできません。
World of Warships(訳注:歴史的な軍艦を操縦するビデオゲーム)のコミュニティ: 「私は誰も恐れません...しかし、それは...」 潜水空母 "... こわ〜い。"
けれど。飛行機の数がそれほど多くなく、また非常に壊れやすいことを考慮すると、それほど強力ではないと思います。
まあ... World of Warships はすでに空母が飛行機を制御する能力を台無しにしているので、別々に発進する必要がある飛行機が3機しかない場合は大した問題ではありません。
今では研究開発に何年もかかりますが、当時は戦争という危機的な時期に計画、設計、実装が行われ、新しいアイデアや技術が生み出されました。すごいですね。
第二次世界大戦の美しいエンジニアリングが、多くの要因によって失敗に終わることが多いのを見るのは、少し悲しいですが、一般的には資源の不足と戦略的使い方の悪さです。日本帝国は、近代への実に驚くべき飛躍を遂げ、その結果、当時最も印象的な船のデザインを生み出しましたが、資源の不足により、それらの創造物はほとんど無意味になりました。 それでも、エンジニアが不可能を考えた古いプロジェクトを見るのはとてもクールです。だからこそ私はいつもあなたの動画を見るのが好きです。過去の創造性が私に明るい未来へのインスピレーションを与えてくれるのを感じるたびにです。動画をありがとう!
今では日本人が私たちの友達になってくれるので、とても安心しています。
彼らの残虐行為にも関わらず、彼らは戦争に関して多くの革新を行ったことを認めなければなりません。 彼らは航空母艦戦を習得し、浅海用の魚雷を作成し、大和と武蔵の2隻の超大型艦を建造し、帝国時代を焼き尽くした核爆弾への道を切り開いた。そして、一般的に日本をアニメ、ニート文化、そしてサブカルチャーの首都にした。
山本長官「私たちがやったことは、眠れる巨人を目覚めさせただけではないかと心配している。」
この動画が気に入ったら、日本の伊号第25潜水空母を調べてみてください。この空母は、Lower 48(訳注:アラスカとハワイ以外の48州のこと)への唯一「成功した」空爆を完了した1機の航空機を搭載していました(「成功」を引用符で囲んでいるのは、オレゴン州南西部で数発の爆弾を投下したが、火災は大きな被害もなくすぐに消し止められたからです)。
実際には活躍できなかったけど、色々と想像をかき立てられる兵器ですね。
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