スペースワンのカイロスロケットが初飛行直後に爆発

2024年3月13日にスペースワン社の小型ロケット「カイロス初号機」が発射されました。結果は発射直後に爆発となりましたが、海外の人々からも様々な感想や意見がありました。

スペースワンのカイロスロケットが初飛行直後に爆発。2024年3月13日日本

翻訳元:https://www.reddit.com/r/CatastrophicFailure/comments/1bdghfi/space_ones_kairos_rocket_explodes_moments_after/

コメントの翻訳

報道によると、自律飛行中断システム(AFTS/FTS)が作動したという。詳細は不明。

ロケットには政府の実証実験用の小型衛星(情報収集衛星)が搭載されていた。

他のヘリコプターからの眺め

【速報】「カイロス」初号機 打ち上げ直後に爆発
民間の小型ロケット「カイロス」は打ち上げ直後に爆発しました。(2024年3月13日放送)📌チャンネル登録はこちら◇日本テレビ報道局のSNSX
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発射場のカメラと地上からの眺め
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https://twitter.com/mainichiphoto/status/1767745972762005991
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https://twitter.com/M_V787/status/1767733320937353312
なんてことだ、ロケットは衛星を放り投げた。衛星は爆発したときも無傷で爆発を逃れた。

ああ、こんにちは、小さな相棒

https://twitter.com/koumeishibata/status/1767762940915237357
→ 直接リンク (やあ、相棒)
https://pbs.twimg.com/media/GIha-P5bkAAR4y-.jpg:orig
→ 直リンク(ワイドショット)
https://pbs.twimg.com/media/GIhhzb2XMAAY0q2.jpg:orig
これはとんでもない写真です。 先ほど、爆煙の外に止まっていた。 ごめんなさい、小さな立方体のお兄さん。あなたのせいではありませんが、今日は宇宙には行かないのです。
ほんの数秒後
https://cloudfront-us-east-2.images.arcpublishing.com/reuters/P4MWVVGE35KBDLKERKFIIZ7LFA.jpg

美しい打ち上げ場所と一緒に設置されていることは非常に素晴らしいものです。
https://cloudfront-us-east-2.images.arcpublishing.com/reuters/VOHAFYSWGVPNZFZLKBRMVBE3IM.jpg

< ユーザー名を確認します >

ああ、やあ、相棒。FVEY(訳注:Five Eyes = 米国などの5カ国からなる諜報機関)がたまたま先進的なオリオン宇宙船にカイロスからテレメトリ信号(訳注:ロケットや衛星の搭載機器の温度、電流、電圧などの状態を示す信号)を吸い上げるよう命じた可能性はあるでしょうか?何か面白いことはありますか?極秘にすると約束してください。
破片がどのように着地するのかクレイジーですが、それはまだしばらくの間、駐車場でまるで...のようにロケットを飛ばし続けます。

クレイジーだ。破片がどのように着地するのか。まるで・・・駐車場の中から離れるようにしばらくはロケットが噴射を続けている。
「異常事態発生」デルタ II の打ち上げ失敗動画が話題に

DELTA II ROCKET EXPLODES AFTER LIFTOFF!
Air Force Delta II rocket explodes 13 seconds after liftoff at Cape Canaveral Air Station. (Jan/1997)
「異常」というのはそれを表現する一つの言い方です。もう1つは「計画外の急速な運動的分解」です。
森から発射しているのですか?火災の危険性について考えさせられました。何かが欠けているはずです。なぜ木材の上からロケットを発射するのでしょうか。
ヘリコプターが瓦礫を食らわなかったのは幸運でした。
> 報道によると、自律飛行停止システム(AFTS/FTS)が作動したという。

待って、それで自爆したのですか?ちくしょう、彼らは方向システムの制御を失ったに違いないと思いますが、あれほど早く自爆する他の理由は推測できません。
他の角度で見ると飛び出して傾き始めているように見えますが、おそらくそれが原因で AFTS が発動されただけでしょう。
しかし、一部のロケットは打ち上げ直後にピッチ操作を行う可能性がありますので、傾斜が意図されていた可能性があります。これは、米国のミノタウロス IV ロケットが打ち上げ直後に同様の傾斜を行っているビデオです。

Minotaur IV launches NROL-129
A Northrop Grumman Minotaur IV launch vehicle launched the NROL-129 mission from the Mid-Atlantic Regional Spaceport’s (...
彼らは、問題があるとわかったら、できるだけ早く自爆したいと考えています。人口密集地の上空で起こる危険を冒すよりも発射エリア上で行う方が良いでしょう。
何年もかけて計画を立ててこれに取り組んだ人たちを想像してみてください。締め切り、キャンセルの可能性、適切な日を待っていても開始後2秒で爆発してしまいます。
ただし、彼らは海を越えるように発射しています。発射台の上で自爆するのは望ましくありません。N-1(訳注:ソビエト連邦の超大型ロケット。2号機が発射台に落ちて爆発した)を見てください。動画を再生し始めてから20秒待ってください。この状況はいずれにしてもエラーと言えます。
> ただし、彼らは海を越えるように発射しています。

コースを外れ始めた場合は別です。ロケットがコースを外れて民間人が死亡するよりは、100%発射台に戻る方が望ましい。
なぜ初飛行でペイロード(訳注:ロケットの搭載物のこと)を搭載したのか。とても考えが甘いように見える。
新興ロケット会社は基本的に失敗しても怒られないことを条件に打ち上げを無料か馬鹿みたいに安く提供する。

そのため、大学か何かにとっては、クソ箱衛星を組み立てて宇宙に送る絶好の機会です。経験を積み、知名度を上げることに価値があるので、失敗しても大したことはありません。

ただし、この場合、衛星は単なるモックアップでした。日本の偵察衛星(と彼らが言っている)の形をしたダミー衛星です。
(訳注:カイロスに搭載されていた短期打上型小型衛星はダミーではない)
なぜだめですか?

明らかに超高価なものやかけがえのないものではなく、COTS(訳注:市販されている既製品のこと)の試供品かそれに類するものでしょうか?とにかくテストマス(試験質量)をロケットに設置しなければなりません 🤷
動画からそう思いました。ロケットのビジネス目的とはほど遠い大爆発――私の最初の推測は、誰かか何かがボタンを押したのだろうということでした。ロケットが壊れるとき、通常はエンジンから爆発が発生しますから。
映画「コンタクト」のバックアップマシンがあった謎の場所のようです。
そこにいたヘリコプターはこんな感じでした... 「ええと、ちょっと後退しましょう」
ええ、ヘリコプターたちは両方とも私の近くにいるように見えました。
ロケット発射場付近のどこでもヘリコプターの使用が許可されていたことに驚いた。問題が起こる可能性はさまざまな方向に非常に多くあります。
以前、夜にスペースシャトルの打ち上げを見たことがあるが、空域をどれほど厳重に封鎖しているかは信じられないほどだ。F-16戦闘機は、基本的にNASAの複合施設の周囲でCAP(戦闘空中哨戒)を実施していた。
数十億ドル、そして多くのスペースシャトルのミッションに対する国家安全保障への影響…そしてそう、彼らはそれらの打ち上げを真剣に受け止めていました。
発射場から950メートル以内にJRの地下鉄線(訳注:串本町に地下鉄はないので、何らかの誤解と思われる)があり、発射場から1.2キロ以内に日本の漁村があります。ここは日本、実験用ロケットにミスは許されない。
カイロスは、日本政府内閣衛星情報センター向けの「クイックレスポンス」衛星(訳注:短期打上型小型衛星のこと)のプロトタイプを打ち上げていた。私の知る限り、これは日本政府にとって大きな損失ではなく、これは実験用ロケットの初めての打ち上げであったため予想されたことです。

追記:ペイロードがどのようなものか知りたい場合、爆発から投げ出されたペイロードがまだ無傷である画像をここに示します。

https://twitter.com/koumeishibashi/status/1767762940915237357
そうですね、爆発で飛び出す衛星はかなりすごいですね 😆
宇宙飛行は大変です。

何百万もの物事が完璧に進む必要があり、そうでないと致命的な失敗が発生します。

そして、おそらく何万もの小さな問題が発生する可能性があり、ミッションクリティカル(訳注:誤動作が絶対に許されないシステムのこと)ではない程度の十分な冗長性があります。

ロケットエンジニアになって、あなたの会社が人間を宇宙に飛ばし始めるところを想像してみてください。それは私にとってストレスが大きすぎるかもしれません。
スペースワンは日本の会社ですか?
はい。スペースワンは、民間資金により衛星軌道までロケットの打ち上げを試みた初めての日本の企業です。
まあ、10年後には、冒頭の動画を見て彼らがどこまで到達したかを考えることができればと思います。例えそれが簡単な道ではなかったとしても、より多くの企業がこの道に乗り出すことを願っています
この人たちについてはどうですか?

Interstellar Technologies - Wikipedia
インターステラーテクノロジーズ(ほりえもんが創業したロケットの開発・製造・打上げ企業)はクールな企業ですが、これまでのところ衛星軌道未満の探査ロケットの打ち上げしか試みていません。彼らの最初の衛星軌道への挑戦は2025年を目標としています。
これが私たちが放射性廃棄物を宇宙に発射しない理由です。
高校生のときにロケット組み立ての研究室の人が来て話をしてくれました。彼は私たちにスラスターなどの写真を見せ、許容範囲について話しました。私が驚いたのは、温度、加速度、圧力、真空など、システムが通過する極限状態を示す小さな表を彼が持っていたことです。信じられないほど精密な機械器具であるこれらの小さなホースやチューブがあれだけのストレスにさらされ、人々がそのクソみたいな物の頂上に縛り付けられるために契約したのは私にとって正気の沙汰ではありませんでした。
「私が最も頻繁に聞かれる質問は「あのカプセルの中に座ってカウントダウンを聞いていたとき、どんな気持ちでしたか?」です。まあ、それに対する答えは簡単です。打ち上げの準備をしていて、200万個の部品の上に座っていると知ったらどのように感じるか、私はまさに感じました。全てが政府との契約で最安入札者によって製造されたのです。」 ー宇宙飛行士ジョン・グレン

次は成功するといいですね。

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